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迅速検査はこのような場所で使われています!

スパ・温浴施設・プール

水温がレジオネラ菌の生育環境に適していること、浴槽系内にバイオフィルム(アメーバ)が存在していること、それがバブルバスなどで発生する水しぶきがで空気中yに飛散すること等々が原因となり、感染を起こすことが報告されています。

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クルーザー(船舶)

船舶は使用開始後からかなりの年月を経ているものが多く、配管内を清掃することも非常に困難です。クルーザー内の循環式渦流浴はレジオネラ生育に適した温度やアメーバが存在する環境であり、適切な殺菌処理や定期的な検査が求められます。

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加湿器

​噴射力や超音波振動で水を霧状にするものは、補給水がレジオネラ感染の危険があります。呼吸器疾患に使用する吸入(ネブライザー)や、新生児病棟内の超音波加湿器、スーパーの野菜売り場の加湿等どが感染源として報告されている。

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洗車

2018年に北海道のバス会社の運転手2人が相次いで医療機関に入院したという報告がありました。2人は肺炎症状を示し、レジオネラ菌が検出されました。保健所の調査によると、バスの洗車に使っていた同社のアーチ型自動洗車機からレジオネラ菌が検出され、洗車機の使用を中止したそうです。レジオネラ菌は身近に潜んでいます。

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​家庭のシャワー・浴槽(24時間風呂)

24時間風呂では、入浴で汚れた浴槽水が、保温された状態で長時間循環するため、レジオネラ属菌やその他の微生物の繁殖が高いレベルで促進され、高率で観察される事例が学会等で報告されています。シャワーヘッドの裏側やホースの中等の洗浄しにくい部分にも潜んでいます。

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病院・介護施設

​医療機関や介護施設には多くの水道が設置されています。使用頻度の低い配管の停滞した水中はレジオネラ菌の発育に適した環境です。配管を通じ広がる可能性があります。​特別養護老人ホームでは生物浄化方式の循環浴槽が感染源となって、入居者にレジオネラ肺炎が起こった例も報告されています。

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クーリングタワー(空調機冷却塔)

冷凍機と冷却塔を循環する水の気化熱で冷却効果を得る水は、外部の汚染を受けやすく、温度・アメーバの発生等、増殖に適した環境が整っています。エアロゾルが発生し飛散するため、建物内のだけではなく周辺住民への感染も報告されています。

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施設(建物または企業)ことに固有のリスクが潜んでいます。

また、水道システムの複雑さ、経年によってもリスクは異なり、大きな水配管システムであるほど温度の不均一が生じ、バイオフィルムの蓄積とレジオネラ増殖のリスクを高めます。

それぞれののリスクに合わせた定期的な試験を実施することで、これらのリスクを回避し、施設管理の質の向上へつながります。

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