レジオネラ迅速検査の必要性

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レジオネラ症の原因菌


レジオネラは自然界の水系・土壌に広く存在する細胞内寄生菌です。

レジオネラ・ニューモフィラ菌で汚染されたエアロゾルを吸入することでレジオネラ肺炎が発生します。

冷却塔水からは血清群1が多く、温泉水や循環式浴槽からは血清群1,5,6が多いとされていますが、仲でもレジオネラ感染症の起因菌として一番多いのが血清群1です。(※国立感染症センターHPより、2014年3月末現在のデータによると起因菌として🄬血清群1が82.9%であった。)

レジオネラ菌の発生理由


レジオネラは様々な水系環境に、少数または検出できない数で入り込んでいます。

施設内の冷却塔、蒸発冷却器、加熱式飲用水配管、シャワー、蛇口、病院の

呼吸治療器具、加湿器などは、レジオネラが繁殖するのに適した環境です。

レジオネラは25~42℃、水の停滞、湯垢や沈殿、水性アメーバ属が存在

するところでよく繁殖します。

また、施設管理を行う責任者やスタッフがリスクを知り、

適切な処置をしていくことが重要です。

■知識不足:正しい衛生管理の知識をもちましょう

■資金不足:設備の管理費用を省かないようにしましょう

■管理不足:自主管理体制の整備を行いましょう

感染源となりうる人口環境

自然界の土壌や淡水に広く存在しているレジオネラ菌が、エアロゾルを発生しやすい人口環境水を汚染することで感染源が作られます。代表的なエアロゾル感染源を示します。

   クーリングタワー(冷却塔)       製氷機

   循環式浴槽               スプリンクラー・水撒き機など

   温泉・スパ・プールなど         自動車洗車機

   シャワーヘッド             ミスト発生機(植物栽培用、娯楽用)

​   噴水などの水景用水           研磨機

   加湿器・クーラー・ネブライザーなど   ガーデニングの腐葉土など

レジオネラ菌が検出されたら・・・


基準値を超える汚染が認められた場合には、可能な限りその原因を究明する必要があります。

入浴施設では浴槽の使用を中止してください。

衛生管理方法に問題がなかったかを点検し、必要な改善策を行います。

原因が不明の場合には、保健所や専門家へ相談するようにしましょう。

改善策を行った後は、再度レジオネラ菌検査を行い、不検出を確認します。

レジオネラ症患者の発生が疑われた場合は、浴槽の使用を中止するとともに直ちに保健所へ通報ししてください。浴槽等への消毒剤の投入等の処置を行わず保健所の指示に従ってください。

必要に応じて、以下の対策を組み合わせて対応することが望ましいとされています。

■給湯水の循環状況について確認し、滞留水をなくすこと

■換水(強制ブロー)する

■給湯槽等の清掃を行う

■加熱処理(約70℃で20時間程度の循環)やフラッシングを行う

■高濃度塩素により系内を一時的に消毒する

■貯湯温度を60℃、給湯温度を55℃以上に保持する

​■細菌検査の回数を増やす

迅速検査のメリット・デメリット

<メリット>

◆レジオネラ汚染を即座に把握でき、リアルタイムな現状把握と迅速な意思決定・対応が可能。
◆即座に対応できるため、高いサービス基準を維持することができます。

◆お客様や従業員スタッフにとって安全な環境を維持できます。

◆公定法ではないので、届出は不要です。
◆結果をアプリで記録・自動分析できるため、全体像を把握し、将来のリスク予測が可能です。

◆保存した結果を複数名でシェアできます。

◆手順は簡単でスキルも必要ないため、どなたでも検査を行うことができます。

<デメリット>

◆汚泥等の不純物が多く含まれる水や、濃い着色の温泉水等はフィルターが目詰まりするため使用をお勧めすることができません。

◆レジオネラ血清群1に特化した測定法となります。

​◆公定法ではありません。

迅速テストを使用する理由
 

ゴールデンスタンダード「培養法」の特徴と欠点は?

培養法は、試験に長時間を要することが最大の欠点としてしばしば指摘されてきました。

​レジオネラ菌は培養での増殖速度が著しく遅いことから、1週間以内に試験成績を出すことが困難であるため(結果が出るまで7~10日の期間を要する)、迅速検査法が切望されてきました。

その他のデメリットとして、試験機関へのサンプル配送時の問題、偽陰性のリスク(レジオネラ属細菌死滅のリスク等)、さらに、書面による報告書の提出が必要(消毒・洗浄対応の遅れ)になることから、罰金、評判の低下、死亡者を発生させる可能性などの長期リスクが生じます。

■培養法より早い「遺伝子検査」の特徴は?

レジオネラ菌についても、PCR法、リアルタイムPCR法、LAMP法などの方法が検討されてきました。通常のPCR法ですと結果が出るまで1~2日の期間を要しますが、専門的な技術が必要となるため、試験機関へのサンプル配送時等の培養法と同様のデメリットを有しています。

これらの遺伝子検査の特徴は、該当するDNAを検出するため、生菌・死菌、両方を検出します。

このため、陽性率が高く、すべての陽性結果が感染の危険を示している訳ではありません。

■結果まで25分の「ハイドロセンス迅速検査キット」の特徴は?

ハイドロセンスは世界中で使用実績のあるレジオネラ属菌迅速テストキットです。

水とバイオフィルム中のレジオネラ菌を検出することができます。

 

また、公定法ではないため報告書提出の必要がなく、即座のアクションが可能になるほか、定期的な自主点検を簡単に行うことができます。

専門的な技術の必要もなく、現場にスタッフがすぐに検査を行うことが可能です。